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稲城の里山と史蹟を守る会

市民集会のお知らせ

南山開発に踏み出す前にもう一度市民的論議を!

丘陵の自然や緑の山、川に囲まれたわが町.稲城は自然に満ちた、かけ代えの無い資産が自慢です。ところが残念にも稲城ではパブル期の宅地造成を思わせる山林開発が進められようとしています。稲城一よみうリランドに横たわる緑のシンボル南山が道路、宅地、墓地に変貌してしまいます。南山の山道に自分の足で一歩踏みこんで見てください。心に残る里山の香り、木の葉のささやき、鳥や虫の声、自然の静寂に満ち溢れた安らぎの“ゆりかご“なのです。
地球規模の叡智で南山開発計画を覗いてみようではありませんか。南山開発の現状を知り、市民の声を立ち上げましょう。


日時    4月19日(土) PM l:30~ 4:00
会場    稲城市中央文化センターホール(稲城市役所隣り)
映画    『稲城の20世紀戦後見聞記』
       ハマダプロダクション2000年作品
基調講演 岩本陽児先生
       (和光大学准教授・日本ナショナルトラスト協会評議員)
       南山開発に関する意見交換会
参加費   300円
無料保育  3~ 5歳児申し込み16日までTEL&FAX 377-5282(大谷)


【賛同者】ぁぃぅぇぉ順
浅野拓  文筆家
荒木重雄 元桜美林大学教授
安藤聡彦 埼玉大学教授・卜卜ロ財団理事長
岩本陽児 和光大学准教授
海野芳彦 もりもリクラブ代表
黒澤富雄 向陽台公団賃貸住宅自治会会長
鈴木弘  前稲城市自然環境保全審議会会長
立花直美 武蔵野美術大学教授・前稲城市都計審委員
堂前雅史 和光大学教授
中島慶文 稲城市都市計画審議会委員
渡辺賢二 稲城市文化財保護審議会委員


【主催】稲城のまちづくりを考える集い実行委員会
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アースデイ東京のおさそい

エコをアートするクリエイティブチームSAVE GREENが
南山に注目しています!!!

今週末(4/19-20)、代々木公園でアースデイ東京2008が開催されます。
会場内NPOビレッジのSAVE GREENテントで稲城の里山・南山が取り上げられます
当会ではSAVE GREENテント前にて署名活動を予定しています

さらに20日には、音楽家オオヤユウスケ氏による南山についてのトークイベントが開催されます。
代表の市村ごろうが参加します!
稲城市からは藤原愛子市議会議員が参加予定。

トークイベント日時:4/20 12:30~13:30
場所:アースデイ東京(代々木公園)アウトドアビレッジ特設トークテント

出演:オオヤユウスケ
    南兵衛@鈴木幸一(アースガーデン代表)
    市村ごろう(稲城の里山と史蹟を守る会代表)
    藤原愛子(稲城市議会議員)他

ぜひみなさんいらしてください!


アースデイ東京2008は、地球、環境を考えるイベントです。
4/19~20に代々木公園、原宿、渋谷を中心に開催します。
アースデイ公式HP:
http://www.earthday-tokyo.org/

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朝日新聞130周年記念事業 「にほんの里100選」候補に 南山を推薦、応募しました!

 朝日新聞130周年、森林文化協会30周年記念事業

「にほんの里100選」
      
  

「里」の大切さを見つめなおし、地域の自信や活力につなげるとともに、
生物多様性の確保
地球温暖化防止、
自然の持続的利用に寄与する試みでもあります。


候補地に 南山を推薦、応募しました!


対象となる「里」は集落と、その周辺の田畑や野原や草地、海辺や水辺、里山などの自然からなる地域です。
3要素を選定基準としています。
いかがでしょう。南山にぴったりではないでしょうか?


景観  
暮らしが生み出した特色ある景観が、まとまりをもって見られる。あるいは、里の景観が全体として調和していて美しい。

生物多様性     
かつては里でよく見かけた動植物が今もすこやかに生きている。あるいは、そうした生き物や生育・生息環境を再生する試みなどがある。

人の営み      
景観や生き物を支え、里のめぐみを生かす暮らしや営みがある。あるいは、そうした暮らしを築き持続させようとする人々がいる。





■選定委員会メンバー(敬称略)■
山田 洋次 映画監督(写真)=委員長 
あん・まくどなるど エッセイスト
宮城大准教授(環境歴史学)
森本 幸裕 京大大学院教授(緑地学、景観生態保全論)
鷲谷 いづみ 東大大学院教授(植物生態学、保全生態学)
粕谷 卓志 朝日新聞編集担当

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南山開発に反対する動議に3時間の大議論!

稲城市議会は「南山開発」の予算を承認!!
3月27日の市議会で、稲城市は「南山土地区画整理組合」の開発事業を補助する予算を承認しました。
この区画整理は組合が行い、その後大成建設・野村不動産・大和ハウスが、宅地造成及び販売事業を、今後約10年をかけて行うものですが、その工事は、8月末に着工を予定されています。そして、稲城市はこの事業に約20億円の補助金を支出しようとしています。
平成20年度予算は、そのスタート部分であり、予算額は「5千万円」でしたが、一度着工したら、今後数年間に渡り20億円を支出せざるを得なくなる・・と言う状況にあります。
地球温暖化が深刻になり、東京都も里山保全に動き出している昨今、8万本の木を切り、自然豊かな87ヘクタールの里山を、マンションが立ち並び、道路が張りめぐされるニュータウンにする事業は、いかにも時代遅れの工事であり、後世の笑いモノになるでしょう。子供や孫の世代の豊かさを全く考えていない事業に、石川市長を始め行政の見識を疑う判断だと思います。このような事業に、我々は税金を出したい・・と思うでしょうか?

南山開発に反対する動議に3時間の大議論!
この予算特別委員会では、石川市長が提出した予算案に対し、「南山開発事業補助金の組替え動議」が、「市民自治を前進させる会・荒井議員」より提出され、3時間に及ぶ大議論となりました。
この20億の補助金支出は、これにとどまらず、南山に市街地が出来れば学校やその他の施設が必要になり、更に100億前後の支出に繋がる事になります。「稲城砂層」と言う脆弱な地盤に対する大造成工事の危険性、稲城市民の宝と言える豊かな自然を破壊してまで「府中市の墓苑」を作らねばならないのか、市民憲章で「土の香り・・・」と言うビジョンを掲げる稲城市が、南山の8ヘクタールの農地をなくし、2ヘクタールしか残らないような事業は、ホントに市民が望んでいるのか、更に100億円もの支出は稲城市の総予算490億に比べても巨大な支出だが、どんな街作りをして行こうという検討に、市民は入っていないではないか・・!など荒井議員は高い見識で必死の訴えをしました。
これに対し、けんけんがくがくの大議論の応酬になりましたが、どの議員も正面からの反論の出来た議員はいませんでした。民主党の市議3名は、「永年検討して来た事だから・・・、地権者の皆さんが苦労して来ているから・・・、市長の方針に賛成・・・、今更組替え動議を出すのはタイミングがオカシイ・・・」と、猛烈に市長の応援演説を行い、「地球温暖化が深刻化している時にこれで良いのか」、「8万本の木を伐るインパクト」、「市民が本当に臨んでいる事なのか」、「市民憲章からみて、将来どの様な街作りをして行くのか」、「100億円もの支出に市の財政は健全化できるのか、次世代に負の遺産を残す事にならないのか」・・・・と言った、市民が疑問に思う事には答えていませんでした。

結果的に「南山の開発を見直す」為の組替え動議は賛成7、民主党・公明党などの議員が反対14で、否決されました。しかしながらこの「南山の開発を見直す」動議に、7名の議員が賛成した・・つまり「3分の1」が見直すべき・・・との意思表示をした訳で、これは過去何年かを振り返って見ても初めての傾向です。

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