稲城の里山と史蹟を守る会

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2008年10月25日(土)「稲城南山問題シンポジュウム」報告

参加者会場がいっぱいになり盛会でした。


「内容」
?開会のあいさつ  十菱駿武先生(山梨学院大学教授,文化財保存全国協議会代表委員)* 都下のあきる野市の横沢入り緑地、青梅の永山丘陵緑地など、都下の大規模な開発は次々に中止、里山保全が実現していること紹介して、このような経済状況下で、稲城南山のような大規模に里山を開発しようという事業は、時代にも、たいへんそぐわないものだ。多摩ニュータウン開発で、貴重な縄文時代の遺跡が失われたが、南山は多摩丘陵に残された最後の貴重な遺跡といえる。全文協としても保全に力を尽くしたい。

?パネラーの先生の報告 岩本陽児先生(和光大学准教授・イギリス環境史専門)* 本来の「コモン」が何故、「コモンズ」と複数形で言われるようになったのかを歴史的に遡って解明。
英国で発祥した「コモン」=村落共同体の入会権。日本では入会地→日本的言葉「コモンズ」になり、“実体概念”から“期待概念”に変容。南山コモンズ案は、実体がなく期待にとどまっているのでは?
勅使河原彰先生(全文協常任委員・考古学・縄文時代著書多数)
* 縄文時代は、新石器時代に日本列島に開花した地域文化。
* 狩猟活動、漁労活動、植物採取の、里山の自然と調和、里山の自然を管理した暮らしをしていたということでは、世界的にきわだったもの。里山を最初に活用した日本人。
* 南山の縄文遺跡とオオタカ=里山と縄文人のかかわり、土坑が大量に発掘されていることから狩猟活動を知りうる重要な遺跡。
渡辺賢二先生(明治大学非常勤講師)* 南山の原始社会から現代までの歴史がたどれる文化財が存在している稀有なところ。南山は稲城に残された最後の文化財といえる。
縄文時代=石器・土器、住居跡、土坑が発掘。
奈良・平安時代=都と府中の国府を結ぶ官道。「大道」「打越」の地名が残る。
鎌倉・戦国時代=鎌倉道、山城が連なり、重要な軍事拠点。多摩川対岸の深大寺城跡は国文化財指定に。
江戸時代=将軍お狩り場、江戸名所図会(江戸末期のベストセラー)にも書かれる。
縄文時代・古代・近現代と全歴史にかけて貴重な歴史的遺産の宝庫だ。

?質問と意見交換* 南山の自然を守る会の会員から、里山保全が可能ならば、力を合わせてがんばりたいが、その条件がないと判断して、次善の策で「コモンズ案」を組合と協議して、少しでも余計に自然が残ればと考えている。里山丸ごと残せる良い工夫はあるのか?地権者の土地を買い上げる財源はどう考えているのか?」
* この意見をめぐって、さまざまな意見が出されました。
「地権者の40%以上が、三井不動産とよみうりランドで、地権者の負担で大手企業のために開発することになる」「組合が新聞へのコメントで、20億円の債務処理策を示してほしい・・・といっているが、開発補助の20億を当てることはできないのか?」勅使河原先生「埼玉では県が緑地指定して買い上げている。地権者から一度に買い上げ要求が出てくるのではなく、一時に莫大な予算が必要ということにはならない。企業用地は借り上げにしている。」「このまま開発が進行すれば、地権者は、売れない不良宅地を抱え、莫大な事業の負債が孫子の代まで降りかかってくる危険がある。里山保全は地権者の財産・暮らしを守ることにもなる。」「宮崎駿プロの平成ぽんぽこ狸騒動のアニメに感動して稲城に越してきた。市議に、世紀の愚策に協力するのか?問いかけたい。宮崎駿監督にもコメントをもらう要請をしたい。」
 最後、お互いに一致点を見つけて、南山の里山を守るために、力をあわせていこうということになりました。

?市村代表のまとめの挨拶
 里山募金、南山アピール?、住民投票条例署名収集人登録の訴えがされました。
                                  (以上)
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里山ニュース39号 ハイキング大盛況

10月12日、秋晴れ
市民連絡会「秋の南山ハイキング」
350人が参加。

当日は、京王線稲城駅とよみうりランド駅の2箇所に集合。それぞれのコースを歩いて、お昼に、日本山妙法寺で合流、交流の集いを行ないました。参加者は約250人、初参加が、130人と目立ちました。募金39,161円、住民投票条例・署名収集人も82人の登録がありました。

地権者の了解を得て、雑木林の中で「ネイチャーゲーム」をしました。
里山の地面に仰向けに寝そべり、目を閉じて「自然の音がいくつ聞こえた?」五感を働かすゲーム。なぜか野鳥や虫が近寄ってきて鳴き声がよく聞こえるのです。
午後は、一緒になって埋蔵文化財調査の名の下で無残に樹木が伐採された地域を目の前に、そろって抗議の声をあげました。
 南山の縄文時代の住居跡などの貴重な遺跡が続々発見されていること。4000体といわれる「ありがたい山・墓石石仏群」が消滅する恐れがあること。調布市では昨年、深大寺城跡が国指定文化財になった理由になったのが、他ならぬ「南山一帯が戦国時代の重要な軍事拠点であったこと」など、ふるさとの史蹟としても、南山は大きな価値を持っていることも学びました。


市内で“秋の収穫祭”を開催
10月19日《日》親子連れの約60人が参加しました。妙見尊下の休耕田脇で、捕まえた「二ナガイ」(ホタルの餌)に子供達の歓声が上がりました。シイタケ栽培地を見学。出始めたシイタケ、ナメコ狩りをしました。その後、サツマイモ堀りに挑戦。ふかしたてのサツマイモに、秋の味覚を満喫しました。ステキな収穫体験、里山の自然に親しむ機会になりました。

*南山の里山が保全され、農家と消費者・市民が、秋の収穫を喜びあう・・・
農薬混入輸入食品が問題になっている今日、地元の安心安全の食の普及で、地元農家と消費者が力を合わせる・・・こんな取り組みができたらと夢がふくらむイベントでした。
(市村コメント)

里山ニュース39号 準備工事強行着工抗議し申し入れ

よみうりランドサーキット跡地(第1期A工区4・3ha)の「準備工事強行着工」に抗議し、組合に申入れ!

「稲城の里山と史蹟を守る会」と「南山開発と周辺環境を考える会」は、区画整理組合と東京都に、再三、工事を着工する前に、住民説明会を開き、「工事公害防止・被害補償の協定書」を結ぶように申し入れてきました。組合も約束し、都も組合を指導することを繰り返してきました。
10月14日に、ごく限られた地域を指定して、住民説明会が開かれ、肝心の被害が予想される地域を除外するなど誠意が全く見られない対応がされました。
 10月16日、二つの会の代表名で、組合理事長宛に、再度誠意ある説明会を開催するよう申入れしました。特に工事車が通過する区域の、「子どもの安全に責任を持つ」小中学校、幼稚園、保育園などに説明会を持つべきことを強調しました。

*危険を強調してきた「根方谷戸保全対策」は何もせずに工事着工。 また、会の申入れでは、「根方谷戸の保全対策」も要求してきました。
今回の第1期A地区工事地域は、組合自身も土砂崩壊の危険を強調してきた「根方谷戸」の流域です。根方谷戸流域は既に、埋蔵文化財調査で樹木が伐採されています。根方谷戸はかって大雨で土砂が崩壊し下流地域に大きな被害をもたらしたため、保安林に指定され、数箇所の砂防ダムがつくられていますが、現状はほとんど埋まっています。浚渫し、補修する必要があります。そのことも申し入れてきましたが、何ら手もつけずに、工事を開始しようとしています。

区画整理組合、工事施工者は、最低の社会常識を守ってほしい!こんなことが許されたら、稲城市民は何も知らないまま、「突然何万台のダンプがまちを走りまわり」「大量の土砂流が押し寄せ」「砂嵐が襲う」ことになります。何の補償もありません。こんな理不尽なことがあって良いのでしょうか?―確かに、自分の土地を開発する権利はあるでしょう。
しかし他人の生命、生活を脅かして進める権利はあるのでしょうか?行政から許可をもらっているから、何をしても良いということではないはずです。
工事を十分な防災措置、安全対策を整えて進める、住民説明し、意見を聞き、協定書を結び、補償も約束する・・・開発事業者、工事施工者の、今日の最低の社会的常識です。


SAVEGREENよりお知らせ/ライフスタイルフォーラムin新宿御苑

11/2 ライフスタイルフォーラム2008
辻信一さんをコーディネーターに迎え新宿御苑で行われる、
「ライフスタイルフォーラム2008」にオオヤユウスケ出演します!
トークと演奏します!(11月2日に出演。)

みなさん、ご参加くださーい
そしてみんなで楽しもう!


地球と共生するくらしかた
「ライフスタイルフォーラム2008」
高樹沙耶、三浦雄一郎、オオヤユウスケほか 多彩なゲストが出演する環境イベント

■開催日程 :11/1(土)、2(日)
■開催時間 :10:00~16:00
■会場 :新宿御苑
■参加費 :無料(新宿御苑の入園料として、大人(高校生以上)200円 小中学生50円 幼児無料 がかかります。)


「ライフスタイルフォーラム2008」は、総合コーディネーターに100万人のキャンドルナイトでお馴染みの辻信一さんをお迎えして、NGO/NPO・企業・行政の協働により開催します。NGO・NPOと企業の活動アピール展示やオーガニックカフェ、シンポジウム、ワークショップなど多彩で新鮮な企画が盛りだくさんです。温暖化防止、環境保全のライフスタイルについて考えることができる環境イベントです。

■■■オススメプログラム■■■
特別フォーラム 「カルチャー・クリエイティブ」
辻信一さんをホストに二日間、新しい時代をつくる意識的な表現者=「カルチャー・クリエイティブ」の二人が登場します。高樹沙耶さんは本格的にライフスタイルを深めようとお店を準備中、そのこだわりと想いを訊きます。オオヤユウスケさんは地元稲城の里山に惹かれるところから地域の人々とコミュニティに深く関わったその広がりと楽しさを歌と共に語ってもらいます。こうご期待です!!

コーディネーター :辻信一(文化人類学者、環境活動家、明治学院大学教授)
○11/1(土)ゲスト :高樹沙耶(女優)
○11/2(日)ゲスト :オオヤユウスケ(ミュージシャン)、
            マエキタミヤコ(サステナ代表)


お問い合せ先
ライフスタイルフォーラム2008実行委員会 事務局
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9ダヴィンチ神谷町
全国地球温暖化防止活動推進センター内
TEL:03-5114-1281  E-mail:info@lifestyle-forum.org 

詳しくは下記の公式HPをご覧下さい。
http://www.lifestyle-forum.org

要請書 

                           要請書 
 
 稲城南山東部区画整理事業組合理事長  森 正平 殿
2008年10月14日 
         南山開発問題と周辺環境を考える会代表 田中  昇
            稲城市矢野口2095 電話377-7884
稲城の里山と史蹟を守る会・代表    市村 護郎
稲城市向陽台6-11-2-301 電話 378-6403

 貴組合が、この10月から「20年度第1期A工区準備工事」を着工を前に、川崎市多摩区菅町会長に説明会をもつ旨の連絡をとり、また、10月14日には、矢野口の一部地域に説明会開催の通知が配布されました。
 私たちの会は、東京都や貴組合にたいして再三、工事着工前の事前説明会の開催を求めて来ました。都からは、くり返し、貴組合に要請している旨の回答をいただいていましたし、貴組合事務局次長から、市村宅に、説明会を実施すること、日時は追って連絡する旨の連絡がありました。
 しかし、今回の説明会は,私たちへの連絡は一切ありません。また、説明会の対象地域を限定した根拠も明確ではありません。
主な説明内容に「工事中の環境保全対策」とありますが、工事車輌が通過する地域の交通安全対策では、深く関わりのあるよみうりランド線道路沿道の住民、子どもたちの安全に関わる小中学校、PTA、保育園、幼稚園、父母会、よみうりランド駅を利用する地域の居住者なども当然対象にすべきです。工事による騒音振動、砂塵公害などから、近接の、京王よみうりランドグランドパークマンションなども当然対象にすべきです。三沢川の関係で、川崎市多摩区菅町会を説明対象にするならば、当然、稲城市の三沢川に関わる地域も対象にすべきです。
また、今回の準備工区域は、根方谷戸の流域であり、同じ周辺流域区域は、防災措置がなされないまま、埋蔵文化財調査のため樹木が全面的に伐採され、土砂の掘削が行なわれています。今回の開発工事が加われば、相当な負担が根方谷戸にはかかるのではないでしょうか。貴組合が土砂崩壊の危険地域として強調されてきた根方谷戸の防災施設の改修が当然必要と考えます。
以上のことから次のことを要請いたします。誠意あるご回答を期待します。

(1) 10月14日の「説明会」とは、別途説明会を、工事着工前に開催してください。
(2) 貴組合が、これまで危険と強調してきた「根方谷戸」の防災施設を点検、補強してから工事着工するようにしてください。
(3) 今回のような、部分的な開発工事を積み上げ、実質的な開発行為を推進する前に、南山開発工事全体計画の内容を、公表してください。私たち市民が、何も知らされないまま、突然、工事ダンプがまちを走る抜け、砂嵐が襲い、土砂流が襲うことになります。被害が発生しても何の補償もないままということでは、私たちの暮らしの安全は守れないことになります。開発施工者の当然の責務と考えます。

10月19日(日)『秋野菜の収穫祭と自然体験教室』南山農家よりお知らせ

東京LOHAS日帰り遊農 in 稲城
稲城の山の畑で『秋野菜の収穫祭と自然体験教室』


参加者募集のお知らせ

稲城の多摩丘陵(ジブリ映画『平成狸合戦ポンポコ』の舞台)で農業を営む内田竹彦です。このたび、東京都心に最も近い里山でそこに来る人が、とっても楽しくなる事を願い『秋野菜の収穫際』を企画、実施することにしました。是非、ご参加いただけましたら幸いでございます。  

 
  
日時:2008年10月19日【日曜日】
集合場所:京王相模原線稲城駅改札出たところ
集合時間:午後10時30分
解散予定時間と場所:午後2時ごろ京王相模原線稲城駅
参加希望者:お一人、ご家族、お友達、どなたでも、何名でも(電話かメールにて事前にご連絡お願いします。)
参加費:大人お一人500円、幼児100円(収穫体験、サツマイモ代含む)
ご連絡先:内田 竹彦     携帯:090-1779-8973
メールPC:take-u@go.enjoy.ne.jp
メール携帯:take-u2006@softbank.ne.jp
収穫予定野菜:サツマイモ他
参加費:大人500円、子供100円、幼児無料(サツマイモ代含む)



目的
1.稲城の里山畑で作られる安心安全野菜の良さ、現実を知って欲しい。
2.江戸の昔から残る心の原風景、稲城の里山を知ってほしい。
3.その場所が近い将来無くなるかもしれないことを知って欲しい。
4.自然の中の畑での体験が、環境を考えるきっかけになってほしい。
5.里山は行政が保存しているのでなく、地元農家が中心に負担して、今存在していることを知ってほしい。そして、周辺に良好な環境を提供していることを知ってほしい。

当日の予定10:30稲城駅集合、出発。里山の散策 (地元先住民、内田のうんちくガイド付きです)。
11:15頃、山の畑に到着。サツマイモ掘りおよび、その日収穫可能な野菜を少しずつですが収穫していただきます。
山の畑でソーラークッカーの実演もしたいと思っています。(自然エネルギーで野菜調理!)クイズもあります!
12:30頃、畑を出発。
12:45頃、内田農園の作業場に移動、ふかし芋試食および、収穫物仕分け
        (昼食をこのときとることが出来ます。ご持参いただくか、お弁当(500円前後)注文となります。) 
14:00頃、稲城駅解散


解散後、希望者は喉を潤す懇親会!

 
 調布の隣の稲城市の多摩丘陵(読売ランドの隣)にある山の上の畑です。
その他、補足
野菜収穫体験場所:稲城市百村の山畑
当日、現地にて収穫可能な場所をお知らせしますので、その他の畑には絶対立ち入らないようにお願いします。 



1. 服装
帽子、タオル、汚れてもよい服装で来てください。靴は運動シューズやトレッキングシューズの方がよいかと思います。
2. 持ち物
飲み物、雨具、収穫した野菜を入れるスーパーの袋(参加者1人につき1袋ずつ用意)
3. 雨天の場合
・ 中止(午前9時までに電話にてご連絡します)。
※ 何か不明な点やご質問があれば、内田までご連絡下さい。
4. トイレについて
 トイレは基本的に散策路、畑にはありません。徒歩5分の内田農園作業場にあります。出発前に稲城駅ビルのトイレで済ませておいて下さい。
5. 事前にどんな場所か知りたい方、ブログhttp://inagi-yasai.jugem.jp/をご覧願います。
不馴れな点、多々あるかと思いますがよろしくお願いとご理解申し上げます。       内田 竹彦 拝

里山ニュースno.38

月刊誌「散歩の達人」10月号に、稲城南山が掲載されました。谷戸の畑にカッコウ良く立つのは、稲城在住のミュージシャンのオオヤユウスケさん―みなみやま保全運動にも熱心です。


南山開発区域内で、オオタカが子育て?
オオタカ発見、黒岩氏3,08,8,8

8月発見されたオオタカの幼鳥
ことしの8月に二度にわたって、オオタカの幼鳥が南山開発計画地内で発見。組合の「オオタカ調査」=08年6月段階で、オオタカの営巣・子育ては区域外―という報告はほんとうに信じられるでしょうか?
民間調査会社「緑化研究所」が、組合の依頼で調査し報告書作成。開発に都合の悪い報告をするでしょうか?偽装バヤリの昨今です。里山の会は都に、2006年以降の、組合のオオタカ調査報告書を開示請求。出てきた資料は、戦時中の検閲文書のように大半が黒塗りですが、現在専門家の手で分析してもらっています。

*私達の手で、専門家の力もかりて、南山オオタカ調査を行う予定です。

【限りなく灰色―南山のオオタカをめぐる調査の経緯】*くるくる変わるオオタカ営巣報告
?2001年(H13)アセス報告書。準備組合、「地区内の営巣は認められない」と報告。自然保護団体「東京里山の会」と対立。(毎日新聞報道)

?2006年3月31日、開発計画地内で営巣、繁殖活動(都も認める) そのために、都は、特記条項「オオタカが●●で引き続き繁殖に執着するような状況にあった場合は・・・事業の計画変更も含めて検討を行なうこと」をつけて、組合のオオタカ保全計画を認可。

?2007年8月、組合と共同でオオタカ調査をすすめている「南山の自然を守る会」のニュース“みなみやま”で、オオタカの営巣を報じています。 07年10月号3P「特に南山は生態系の頂点であるオオタカが営巣する非常に幅広い、豊な生態系を保っています。・・・」

?2008年7月14日、村松みえこ都議に、都環境局は「最近の調査で、従前の場所で6月上旬、営巣繁殖を確認。巣で幼鳥1羽確認」と報告「メモ」を提出。

?同年8月19日、都環境局担当課長が「営巣は地域外で、計画見直し条件は、限りなく遠のいている。」と回答。しかし、開発地域をオオタカ生息地域であることは認める。

?同年8月、オオタカの幼鳥が、2回に渉って開発地域内で発見される。

9月28日、朝日新聞多摩版報道
―オオタカ営巣、不十分な調査のまま、都が工事に着工しようとしていた。―保護団体が意見書。再検討。
 
都建設局が、あきる野市平井川に架橋工事に関わるオオタカの環境調査を実施。「オオタカの飛来を計20回確認したが、繁殖行動はなく休息あるいはハンティングのため」と断定。「調査・検討区域内とその周辺には、営巣地が存在する可能性は低い」と結論づけました。調査で繁殖期の春にオスとメスを複数回確認している保護団体(東京オオタカ保護連絡会)が「当然やるべき個体識別もせずに判断している。」と猛反発。
地元の“平井川流域連絡会”のメンバーも「着工を前提に調査結果をまとめたのではないのか」の声もでている。保護団体から意見書が提出され、今後都環境局とも協議して、意見書への回答や着工時期について結論を出すことになっています。




埋蔵文化財、縄文時代中心に、貴重な遺構が予想以上に発掘されています。9月1日の、市長と組合理事長の回答では、「現地保存の価値がある遺構はない」と断定。
埋蔵文化財本格調査はまだほんの一部しかされていない段階で、しかも、試掘調査の結果を一切公表しないで、乱暴に断定することが許されるでしょうか。市長と組合理事長の見識を疑います。
B地区だけで、縄文時代住居跡4基、土器破片、土坑62基が発見されています。

「縄文時代の集落が形成される過程を知るうえで貴重な遺構」と考古学専門家は指摘しています。
10月25日の「南山シンポ」で解明します。

里山ニュースno.37

府中墓苑・小学校予定地・第1次造成工事開始をめぐる状況について
工事前に「根方谷戸の砂防ダムの浚渫・補修」を組合に指導、協議。工事開始前の住民説明会を、都も大成建設も確約。


(1)組合は、公益用地4・3ha,府中墓苑・小学校予定地を、平成23年度早期処分するために、今年の8月には第1次造成工事を始める計画でした。都建築指導事務所への工事許可申請はされていますが、まだ許可されておらず、工事は始まっていません。
この地域は、根方谷戸の上流です。根方谷戸は、昭和33年の台風時に土砂が流れ下流地域に大きな被害をもたらしたため、保安林に指定され、9箇所もの砂防ダムが建設されています。しかし現在はほとんど土砂で埋まって機能していません。

(2)8月26日、里山の会、南山開発と周辺環境を考える会連名で、都建築指導事務所開発2課に申入れをしました。
樹木を伐採すると流水量が急激に増加するので、時間降雨量60ミリに対応する調整池を設置することが予定されていますが、昨今の100ミリを越す集中豪雨の危険は回避できません。少なくとも、工事許可の条件として、根方谷戸の砂防ダムの機能を回復させる浚渫(しゅんせつ)、補強を行なうことを指導すべきことを指摘しました。その結果、都として組合に指導することが約束されました。

(3)8月末の東京三多摩地域の集中豪雨(町田市図師で110ミリ/h)を受けて、再度、9月1日には、「緊急申し入れ」を、都知事、稲城市長、都建築指導事務所にしました。

(4)9月2日、施工者の大成建設と里山の会が協議(於・稲城地域振興プラザ)しました。 
大成建設の谷田海孝男本社営業部長は、工事開始前に、根方谷戸砂防ダムの浚渫、補修を組合と協議することを確約しました。

(5)都も大成建設も、工事着工前に、住民説明会を行なうことを再度確約しました。

―第1次工事開始を、延期できる可能性も!
もし、根方谷戸の砂防ダムの浚渫、補修が工事の許可条件になれば、保安林の中での工事許可手続きと、工事などには、相当期間が必要になります。大きなハードルになるはずです。

9月2日『朝日新聞・朝刊』 20P
―8・24集会の坂巻先生のコメントを裏づける告発記事。
「あなたの自宅の敷地・・・谷や斜面を盛り土した造成地だったら要注意。」「盛り土は、地震ではじける時限爆弾!」(京大防災研究所・釜井俊孝教授)


コメント
南山開発は、起伏の激しい山と谷を削り、埋め立て造成。深いところは50mも埋め立て。埋める土は、液状化を起こしやすい危険な『稲城砂層』。「工事検討委員会答申に基づいて工事をするから安全」と言いますが、30m以上の高盛土だけが対象。基準は時間降雨量60ミリ。昨今の100ミリを越す集中豪雨はお手上げなのです。危険を承知で、一生の買い物・宅地を販売することが許されるでしょうか?(市村)

9月1日の、市民2万署名に対する、「石川市長回答」「組合理事長回答」に反論します。

(1)市長の回答書は「面会を1人にしぼった理由は,市長の安全を確保するため」など、署名を提出し、話し合いを求めた市民を、暴力団かのように対応するこれが、稲城市民8万を代表する市長の言い方かと良識を疑います。
後の部分は、これまでとほとんど変わらないにで省きます。

(2)組合理事長の回答について

?アセスメント(環境影響評価)手続きはすんでいる? 都条例、現状を無う視した、乱暴な回答です。
前回のアセスは平成13年です。既に7年経ち、周辺環境が大きく変化していると考えアセスをやり直すのが常識です。
その上、今回、都知事に大幅な事業変更手続きをし、現在審査中です。例えば、搬出土砂を倍以上の30万㎥に増やしています。これだけでも、都環境アセスメント条例63条で、当然手続きのやり直しの対象になります。

?「中越地震、中越沖地震」の宅地崩壊は、理事長が指摘する「70年以前の宅地造成」ではありません。
理事長は「(宅地が崩壊したところは)1970年以前の開発や不適切な工事によるもの・・・」と述べています。
中越沖地震で地盤崩壊した「柏崎市・山本団地」は、1971年に市の公社が斜面に盛り土して造成した団地。
中越地震の「長岡市高町団地」は、1974年に、地元中堅土建業者が丘を造成して分譲したものです。
理事長は、回答書で「1964年の新潟地震のときに砂層の液状化による宅地団地の崩壊等があり、これを契機に建設省が中心となり検討が行われ、液状化対策が進むようになった。」と言っています。
事実は、64年以降も地震による宅地崩壊事故、砂層の液状化事故(典型的事故は柏崎原発)が頻繁に起こり、国土交通省(建設省)が、宅地造成規制法に初めて「耐震基準」を盛り込んだのは2006年のことです。
都が指導した「南山開発工事検討委員会答申」が、たいへんきびしい工事手法を指示したことは事実です。それでも、30m以上の「高盛土」が対象で、それ以外は通常の工法で造成されます。また、基準降雨量も、60ミリ/時で、昨今の100ミリを越す集中豪雨には、全くお手上げ状態です。

?危険崖について? 支離滅裂で、事実と違う回答。
北側の切り取った箇所の危険を言っていたかと思うと、途中から、内部の根方谷戸の砂防堰堤に言及するなど支離滅裂です。
開発すれば、ガケは崩され、見た目には安全な擁壁、芝生斜面になるでしょう。しかし、砂層の液状化の危険を閉じ込めたにすぎません。時限爆弾のように大きな地震が引き金で、崩壊し、上に家が建てられた分、いっそう被害が大きく人命に危険が及びます。危険を承知で、宅地販売するのは道義的に問われる行為ではないでしょうか。
根方谷戸は現状のままでは、確かに危険で、一定の保全策が必要です。50年前の昭33年に、台風による大規模な土砂崩壊流出があり、砂防ダムがつくられました。50年間、大きな事故はありませんでしたが、現在、砂防ダムはほとんど埋まり、機能していません。だからこそ。私たちはこの間、都・市・組合に、根方谷戸流域の第1次造成工事開始に当って、根方谷戸の砂防ダムの浚渫・補修を要請してきたのです。

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