(1)昨年は、5人の市会議員の呼びかけをきっかけに「市民連絡会」が結成され、500人の【南山開発を考える集い】、2万人を超す市長陳情署名、TBSテレビ放映など、南山里山保全の市民運動が盛り上がりを見せた画期的な年でした。
(2)一方、石川市長が市民連絡会代表との面会を拒否。 組合が準備工事、仮換地指定を強行するなど、運動の盛り上がりに対抗した性急で乱暴なやり方が見られました。 南山の一部の樹木が伐採された様子を見て「里山保全はもうダメ?」と落胆の声も聞かれました。
(3)しかし、諦めることはありません。このような無理な性急なやり方が、新たな矛盾を引き起こしています。オオタカの営巣の可能性があるために、性急に始めた準備工事が、2月から夏まで中止せざるを得なくなりました。1月初旬から始める、南山スポーツ広場を中心の準備工事には、稲城駅前周辺の住民、稲城3中PTA協議会が、事前説明会の開催と協定書締結を要求して立ち上がっています。地権者の意向を無視して、急いだ仮換地指定に、地権者30数人が組合に異議申し立てし、都知事への不服審査請求を準備しています。
(4)全国では民間区画整理事業が行き詰まり、関係者が多額の借財を抱え込む悲劇が生まれています。南山開発は、それに加え、今日の金融・経済危機、不動産不況という重大な状況に直面し、今後どういう不測の事態が起きるかわかりません。「協力企業との協定書で買い上げる約束があるから心配ない」と言われますが、その協力企業の経営自体が危ぶまれます。
(5) 今こそ、冷静に、地権者、市民双方にプラスになる解決策を見出す努力が必要です。 里山の会は、昨年から世話人を中心に検討を重ねてきた 「市の20億円の補助金を、開発でなく、組合が抱える20億円の債務の補填に使い、開発を中止して、里山保全策を進める方策を」の提案を、地権者有志に郵送しました。
1月から南山オオタカ調査を、専門家の協力も得て始めます。
1月初旬、東京都に、「工事を強行する前に、まず全体工事の変更を周辺住民に明らかにするように」「基本的には、7年前の環境アセスをやり直すこと」など申入れます。南山市民連絡会が取り組んでいる「市議会への請願署名」を成功させましょう。
(6) 昨年のシンポで発表した「稲城の自動車排ガス汚染のデーター」が大きな反響を呼んでいます。「これ以上、稲城に幹線道路は要りません!」の大運動を展開する計画です。
世論は、私たちの運動の味方です。ますます、大きく広がっています。I南山里山保全に確信をもってがんばりましょう。
南山里山の未来へ!とり組み3題
その1 里山保全グループ「南ちゃん」
★ 里山管理の第一歩、下草刈りです。そうすればキンラン、カタクリなどが咲きます。
第1・第3日曜日に取り組んでいます。草を刈った後の落ち葉のクッションの上に、達成感で満たされた体を横たえる気持ちのよさ・・・将来そういう空間で子供たちが自然体験学習ができたらと夢がどんどんふくらみます。

その2 里山体験イベント:収穫野菜で、「鍋パーティー」稲城里山元気塾
都心に最も近く、最大級の里山・南山を多くの人に知らせ、地元農家とも交流する活動に取り組んでいます。年の瀬も迫った12月28日、家族連れ20人が参加して、里山経験、収穫した野菜で【鍋パーテイー】をしました。

その3 稲城至上初!
ハイキング&コンサート―若者の熱気あふれる!SAVEGREEN

★ 12月20日、昼間は【南山ハイキング】に若者を中心に参加。夕方からは、稲城中央文化センターのコンサートに超満員、若者が会場に溢れ、オハナの演奏とうたに熱気が沸きあがりました。舞台に、稲城南山の四季のステキな風景が映し出されました。

スポンサーサイト