春の南山を訪ね、危険な工事現場を見学する会
60人参加。日本科学者会議研究者も同行。
何としても守りたい!「里山と菜の花」の風景
間近まで、ブルドーザーの轍が迫っていました。
当日は、快晴に恵まれました。南山の新緑、ウグイスの谷渡りの鳴き声、菜の花、日本タンポポの咲く小径を歩き、豊な気分で歩きました。
突然、進入禁止の金網にぶつかり、樹木隠れに赤裸にされた山肌が見えます。急崖裏の掘削工事です。大雨が降ったら、樹木が切り倒され、屏風のように残された急崖は崩壊しないだろうか?下には畑や人家もあるのに! とても心配になり、余りにも乱暴な工事のやり方に、思わず「ひどい!」の声が起きました。
日本科学者会議・防災担当の坂巻幸雄先生は、「ここで、谷埋め造成の安全確認実験を行なっても何の実証にもならない。実験の場所は地下水も流れる谷地の条件、耐震対策なら地震動を加えた実験が必要。」「水抜きの実験に過ぎない、無駄なもの」との解説がありました。
稲城駅前住宅地の工事道路ルートを見学。現地の「稲城駅前周辺の環境を考える会」の人たちから「超大型トレーラーが、角を曲がりきれず、歩道に乗り上げ、街路樹を傷つける乱暴な工事」の様子が報告されました。
妙見尊のふもとの休耕田に、ビオトープを作ろうという取り組みをしている現地を訪問。地権者と市民グループ「南ちゃん」の人たちから報告を聞きました。南山里山保全後の、里山の管理のあり方、地権者と市民の連携の姿など、展望のある見学でした。
世界的なツリーマン・ポールコールマンさんが南山に植樹。「感じよう南山の魅力、考えよう地球の未来?ポンポコウォーキング
5月2日(土)午後1時、稲城駅前集合、参加費300円
14:00ポールコールマンさん祈念植樹&、ツリーマンパフォーマンス